昨日、遠くの法務局への申請は郵送で済ませるということを書きました。
実際に、昨日は九州地方の某法務局に登記申請を郵送で行いました。
今日に先立って申請の方法についてブログに書いたのは、昨日の業務のいわば伏線を張りたかったからです。
遠方の法務局の手続きは、とても緊張します。
万が一間違いがあった場合、地元の法務局での間違いであれば窓口に出向いて直すのが比較的容易です。しかし、遠方だと、そうはいきません。
法務局に提出する書類に間違いがあってはならないので、申請前には何度も書類を見直します。
これは、どの司法書士もしていることだと思います。
不動産登記であれば、地番や面積などの不動産の記載、当事者の住所や氏名の漢字が正しいか、納める登録免許税の金額に間違いがないか、提出書類に不足がないか、印鑑の押し忘れがないか、など多岐にわたります。
依頼者の思いをかなえるにはどんな手続きが良いかという大きな視点で考えるのも大事です。しかし、文字の間違いがないかなどの細かな作業もおろそかにできないのです。
私の場合、1回目のチェックは書類が一通りそろって申請書を作った時にします。
2回目のチェックは、申請する前日の夜です。
3回目のチェックは、申請日当日の朝です。
そのほか、「あの書類のあそこは間違ってなかったかな」とひらめくことがあり、それで書類を見直していると、案の定間違えていたということもあります。
このひらめきの正体は何なのでしょうか。
「登記の神様」が存在するならば「間違えてるよ」という神様のお告げだと思いますが、私は神様のような超自然的存在を確信するほど信心深い人間ではないので、実体はよく分かりません。
むしろ、まがりなりにも今までの実務経験によって働く勘によるものと考えるのが素直なような気もします。
ただ、人間のすることにはミスがつきものといいます。
しかし、プロとしてお金を頂いている以上、ミスをゼロにする工夫を心掛けたいものです。
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佐藤正和司法書士・行政書士事務所
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