24日付け中国新聞の朝刊に、「ドストエフスキー生誕200年 人間の不条理 描き切る」というタイトルの記事が掲載されています。
ドストエフスキーの「罪と罰」と出会ったのは20代前半です。今でも読み返すことがある1冊です。
思い出深い作品の作者についての記事なので、見入ってしまいました。
その記事では、「ドストエフスキーが今後も読まれ続けるかは微妙」という、ある作家の意見が紹介されています。
理由は、作品の「長さ」。
たしかに、作品を読んでいると、描写が長く、回りくどい表現だなぁと思うこともしばしば。
それと、登場人物の呼ばれ方が一つとは限らないこと。
たとえば、主人公は、ラスコーリニコフと呼ばれたり愛称のロージャと呼ばれたりします。
しかも、そのような呼び方が複数ある人物が、ぞろぞろと登場してくるので、うっかりすると「誰が何をしたのか」分からなくなってストーリー展開が追えなくなります。なので私は「人物関係図」を描きながら読み進めます。
司法書士の仕事でも相続手続きで戸籍を読む際には、「誰が祖父で誰が父か」など関係図を描きながら仕事を進めます。
この記事を読んで、文学作品を読むときと司法書士の仕事をしているときとで似たことをしているなと思いました。
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佐藤正和司法書士・行政書士事務所
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