「司法書士と行政書士の違いは何ですか?」
よく寄せられる質問です。
名前が○○書士という類似点があるので、区別がつきにくいですね。
しかも、おおざっぱな表現ですが、司法書士も行政書士も「役所」への申請を代理することを業務としている点で共通しています。
しかし、その「役所」に違いがあります。
具体的には、司法書士は「法務局」という役所で行う手続き代理をします。
これに対して、行政書士は「市町村」「都道府県庁」といった自治体での手続きの代理をします。
登記は「法務局」で行う手続きですので、行政書士が登記申請の代理をすることはできません。これは、司法書士法違反という違法行為です。
これに対して、司法書士が市町村の手続き代理をすることはできないとお考えください。
繰り返しますが、分かりやすさ第一のため、あえておおざっぱな表現をしていますのでご容赦ください。
たとえば、登記手続きのために市町村で不動産の評価証明書を取得することは、市町村での手続きになりますが、司法書士でも本人の委任を受ければ可能です。
上記の答えは、「司法書士と行政書士の仕事の違いは何か」という質問に焦点を当てると、こういう回答が適切かなと私が考えたものです。
司法書士も行政書士も、役所の手続き代理以外にも適法に行える業務があります。
誰に相談や依頼をしようか迷われる際、どういった仕事ができるか、それぞれの資格がある方に聞いてみることは失礼なことではありません。気軽に問い合わせてみてください。
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佐藤正和司法書士・行政書士事務所
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