【美術】大阪中之島美術館

2024年01月13日 21時00分 美術

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 司法書士・行政書士の佐藤正和です。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 正月休みを利用して、大阪中之島美術館に行ってきました。「テート美術館展」という企画展の作品を鑑賞するためです。

 テート美術館はイギリスのロンドンにあります(私は行ったことはありません。)。

 イギリスを代表する画家と言えばターナーとコンスタブルが思い浮かびます。率直なところ、田園風景で有名な画家というくらいの印象しか私にはありませんでした。
 図録などで彼らの作品に触れて、「細かなところまで描き込んでいてすごいな」や「この風景に愛着があったから描けたんだろうな」など表面的な感想を抱く程度で、それを超えた一歩踏み込んだ鑑賞はできていなかったように思います。

 実際の作品を見れば違う感想や新しい発見があるかもしれないと期待しつつ美術館に足を運んだわけです。

 福山から大阪に向かう途中、神戸の兵庫県立美術館に寄り道しました。
 同館が収蔵する彫刻作品も見たいと思い立ち寄ったものの、残念ながら今の期間コレクション展はおこなっておらず、目当ての作品と出合うことはかないませんでした。自分の下調べ不足を嘆いています。

 とはいえ脇道には思わぬ出合いがあるもので、美術館の売店は営業中でしたのでぶらぶら面白いものがないか見て回っていると「絵を見る技術」(秋田麻早子著、朝日出版社)という本を見つけました。
 その本を手に取ってページをパラパラめくっていると、有名な絵画を題材にしてその絵の見方が紹介されており、絵を見る前に読んでおくと役立つかもしれないことを期待してその本を購入し行きの電車で読み進めました。

 読んだ範囲で印象に残った記述があります。
 それは、絵画は「真ん中」と「四つの角」に引力があり、鑑賞者の視線はそれらの箇所に行きがちという記述でした。
 引力が働く影響で、鑑賞者の視線が真ん中から角に行ってしまうと、いきおい絵画の外に視線がこぼれてしまいます。そうならないように、角に小物など注目されるものを描いて視線の流れをそこでストップさせるそうです(私の意訳です。正しい理解でしょうか?違っていたらすみません。)。その視線は絵画の中におさまったままです。
 

 なるほどなあと思い、これから見る絵で自分の視線の動きが違ってくるのかもと期待していました。

 いざ絵と向き合っているときは、「この画家はこういう視線の流れでこの絵を見てほしいのかな」など考えました。
 ターナーの「光と色彩(ゲーテの理論)」という作品が展示されていましたが、こちらの作品のキャンバスは四角形です。しかし、着色された大気が真ん中の人物を丸く包み込むように描かれています。そのように描くことで、視線は丸の中にとどまり、外にある四つの角に行かないように工夫しているのだろうと自分なりに(まるで分かったかのように)分析しました。

 カンディンスキーの作品も展示されていました。
 カンディンスキーは若い頃法律を勉強していたということで私は親しみを持っています。
 彼が描く抽象絵画は私にはまだ理解できません。今後も分からないかもしれません。でも心魅かれるパワーを感じます。

 絵は奥が深いです。思ったことをそのままブログに書きました。

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