広島県福山市の相続登記・成年後見は佐藤正和司法書士・行政書士事務所へ!
司法書士・行政書士の佐藤正和です。
私が成年後見人を務めている方で、病院に入院されている方がおられます。
この方はお一人で自宅で生活されていたのですが、認知症が進んだうえに病に倒れてしまい、病院に搬送されたという経緯があります。
私が後見人に選任される前、病院関係者の方は、病状が回復したのだけど自宅で一人で生活するにはしんどいだろうという判断で、本人の退院後の入所施設をずっと探しておられました。
ケアマネジャーの方たちが入所先の候補をいくつか選びはしたものの、認知症が進んだ本人が施設との利用契約書にサインをすることはできません。
契約書のサインには後見人が必要だということになり、私が後見人に選任された次第です。
後見人という立場で、私から新しい入所施設に空き状況を電話で尋ねました。
しかしどこも満室で、いつ空きができるか分からないとの回答。
本人の地元から離れた施設から「すぐにでも入所できます。」という回答を得ましたが、本人にとって住み慣れた場所から離れた施設は良くないだろうと判断して、そちらへの入所は選択肢から外させていただきました。
いつ空きができるか分からないことについては、病院関係者の方も理解してくれていました。
そのため、入所先を探すのに焦る必要はないだろうと考えて、とりあえず空きができたらご連絡くださいと施設の担当者にお伝えし、入所先が決まるのは年明けになるだろうと、連絡があるまで待つことにしました。
そんな折、意外にも早く、空きができたとの希望施設から本日連絡がありました。
その施設は本人が小さい頃から住んでいた地元にあるので本人には安心感がありますし、入所先に知人や友人が訪ねてきてくれるかもしれません。
本人に新しい生活の場を提供できたことに私も安心しました。次はそちらでの生活に慣れてくれるかどうか。
それと、本人が今の病院ライフを存外楽しんでいるので、「病院も良いのだけど新しい施設は友達が作れるから社交好きな〇〇さんにとって楽しいよ」と分かってもらうこと。
後見人として利用契約にサインを済ませた後も、新しい施設での生活に適応できているかなど、本人の見守りをきちんとしていこうと思った出来事でした。
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